薩摩 【あさのか】


この地を最初に訪問したときのことは今でも鮮明に思い出します。
8月の末に竹ノ内さんの自宅の場所を車のナビゲーションに入れて運転していたのですが、目的地が近づいて来た時に、明らかにそのエリアの園相が違っていました。一般的なかまぼこ型の茶園ではなく、背丈よりも高い自然仕立ての生き生きした茶畑。夏の日差しを存分に浴びた茶樹は生命力に溢れていました。
今年は2年ぶりの入荷ですが、竹ノ内さんご自身も手ごたえを感じている仕上がりです。
品種特有の旨味と、煎茶とは思えないような芳醇な香りを放っています。

年間の収穫量をかなり減らし、摘採も極ミル芽摘みなので、竹ノ内さんのお茶は味に重厚感があり煎も効き、時間が経つほどに熟成していきます。

竹ノ内さんは荒茶を信頼関係のある静岡の仕上げ業者に依頼して火入れ仕上げをしてもらっています。
少し強めの火入れをすることでこの品種の個性と、力強い香味がグッとあらわれます。竹ノ内さんの栽培している数多くの品種の中でも、特にクオリティの高い美味しいお茶です。
特にあさのかは中国品種の血が入っているので、日本茶の中では稀な揮発性のある香気を持っている個性的な品種です。

品種：あさのか
来歴：やぶきた×中国平水種（鹿Cp１）登録年 1996年。
　　　鹿児島県立農事試験場知覧茶業分場（現鹿児島県茶業試験場）において，昭和28年に
　　　「やぶきた」に「中国平水種（鹿Cp１）」を交配し，その実生の中から選抜，育成された固定品種です。
　　　
品種特徴：「やぶきた」と比較して，葉層の厚さが厚く，摘芽の百芽重が大きい，成葉の形が楕円である。
　　　　　全窒素及びアミノ酸が多い。独特な香気を持つ。

生産者：竹ノ内 修樹
生産地：鹿児島県 薩摩郡 さつま町 船木
標高：50〜100ｍ
土壌：シラスと黒ボク土
栽培：畝仕立て（樹齢112年）
農法：低農薬 慣行栽培
摘採：乗用型摘採機・年間摘採回数1〜2回
製法：煎茶［蒸し度：普通］
製茶ライン：60kgライン
製茶期間：2021年4月9日

※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。

おすすめの入れ方（目安ですので、お好みで加減してください）
茶葉５g／湯量１００��
一煎目　60℃／50〜60秒
二煎目　70℃／15〜20秒
三煎目　80℃／30〜40秒
四煎目　90℃／40〜45秒
五煎目　熱湯／2分程度

スッキリとした香味を楽しむ入れ方の一例です。
55℃程度の低温でじっくり入れても美味しいです。
100g （WEB限定 お徳用）40g （標準）5g （お試し用）
型番 0901-21
在庫状況 残り12袋です
販売価格
800円(税込864円)
購入数
袋
内容量
100g （WEB限定 お徳用）40g （標準）5g （お試し用）