特級 雷公山銀球茶【頭採】


黔東南苗族侗族自治州の雷山県は微量元素を多く含む土壌の優れた茶産地です。県の7割を少数民族のミャオ族が占めており、その多くが茶業に携わっています。精霊信仰、自然崇拝の民であるミャオ族の人々は雲、植物、鳥、虫、魚などあらゆるものを神ととらえ敬いながら暮らしています。雷山県の最高海抜2178メートルの雷公山もご神体として崇めています。

貴州省の茶産地の多くは棚田にも向かない傾斜のきつい山間地であるがゆえ茶以外の農作物の栽培には適しておらず、茶を主な生業とするようになりました。
雷山県では、清明茶と呼ばれていた散茶タイプの緑茶を主に生産していますが、1980年代に丸めた形状の銀球茶が作られ始めました。
歴史は浅いものの、現在では貴州省を代表する緑茶のひとつとして知名度が高まっています。球形の外観が非常にインパクトがありますが、機械は一切使わず手で成形しています。
雷山県の土壌で育つと成形に必要な粘度が葉に含まれるので、他の土地の原料葉では丸めても定着しません。
湯を注ぐと葉がゆっくりとほぐれ、柔らかい新芽が姿を見せます。
こちらの生産者さんが頭採の茶摘みを行った日は日中の気温が30℃まで上昇したので、赤みがかった葉がわずかに存在しますが、殺青以降の製茶に影響はなく、コクと深みのある甘さと余韻が堪能できる仕上がりとなっています。

※1個あたり2.0〜2.5グラムで重さに若干差があります。


※芯芽を中心に使う中国緑茶は味わい自体は淡く余韻を楽しむものが多いので、その特性を引き出すためにカルキ臭のしない水、適度な硬度(飲む方のお好みや硬度以外のミネラルバランスにもよりますがおおむね硬度50〜80程度)の水をお勧めします。




製法:緑茶

生産地:中国 貴州省
    黔東南苗族侗族自治州
    雷山県 脚尧村

製茶年度:2025年3月24日

茶種:龍井43号・群体種
   

※ 茶葉の画像は、撮影条件により実際と多少色味が異なる場合がございます。



約25g [約2.5g×10個](お徳用)約10g【約2.5g×4個】 (標準)約2.5g 【2.5g×1個】(お試し)
型番 7308-25
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1,800円(税込1,944円)
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約25g [約2.5g×10個](お徳用)約10g【約2.5g×4個】 (標準)約2.5g 【2.5g×1個】(お試し)