土山 玉緑茶【日吉茶園選抜在来】

 滋賀県大津市の比叡山のふもとにある日吉茶園。
当時留学僧であった最澄が805年に唐より持ち帰った茶の種子を植えて作られたとされています。
現在ある茶樹は1200年前のものではなく、おそらく代替わりしているものと思われますが、東京大学の研究グループのDNA鑑定によると最澄の留学先である浙江省天台山と日吉茶園の茶樹は同種であるとの結果が出ています。

京阪線坂本比叡山口駅を出たところにある日吉茶園は時代とともに規模も縮小さくなっていますが、今も赤い柵の外から様子を知ることができます。
生産者の立岡さんは、この日吉茶園の中の大ぶりな株から挿し穂を取り、滋賀県土山の地に茶園を作りました。栽培技術に長けた立岡さんが苗木になるまでに通常の品種であれば半年ほどでできるところ2年かかったという、生粋の在来種ならではの難しさがあったようです。
今では立派な成木園になり、ところどころに見える黄色みがかった親葉も日吉茶園の特徴をしっかりと受け継いでいます。
このロットは摘採後萎凋(静置)して水分が抜けたあとに蒸し、精揉せずに仕上げた蒸し製玉緑茶になります。
開いた茶葉の縁が赤くなっているのが散見されるのは、酵素が酸化した所以です。
旨味重視ではなく、すっきりとした香味に仕上がっています。


品種:日吉茶園在来選抜
来歴: 滋賀県大津市にある日吉茶園(在来茶園)の中の一本の株から挿し穂を取り、増やしたもの。


生産者:立岡 啓
生産地:滋賀県 甲賀市 土山町 北土山
標高:220〜250m
土壌:黒ボク土
栽培:畝仕立て(樹齢約10年)
農法:慣行栽培
摘採:ライン式稼働型摘採機(1芯3葉) 年間摘採回数2回
製法:蒸し製玉緑茶[蒸し度:普通(標準)]
製茶ライン:120kgライン
製茶期間:2022年5月


※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。

100g (お徳用 WEB限定)40g (標準)5g (お試し用)
型番 0306-22
在庫状況 残り11袋です
販売価格
1,200円(税込1,296円)
購入数
内容量
100g (お徳用 WEB限定)40g (標準)5g (お試し用)