珍品 荒野 手工太平猴魁


安徽省を代表する烘青緑茶のひとつです。
太平猴魁は殺青後の生葉を網状の台に重ならないように丁寧に並べ、ローラーで圧し焙って乾燥させるという珍しい製法のお茶です。
この製法は非常に手間がかかるため量産ができないお茶です。
一般的に太平猴魁は節間が長く新芽が長い柿大茶という品種から作られます。多くの一芯摘みの緑茶よりもシーズンの遅い時期に作られるのが特徴ですが、近年は早摘みの傾向にあり、こちらもかなり若芽の摘採になります。

現代では製茶にも機械化が進んでおり、流通するほとんどの太平猴魁が機械で圧されるので、形状は扁平で葉が透けるほど薄いものも多いです。
外観の色も鮮やかな緑色が保たれるため、贈答用などに引き合いが多いのは圧倒的に機械製茶の方ですが、外観の見栄えでは劣りますが手作業製茶(手工)も香味への評価も年々高くなっています。
このロットは1970年代初から人が住まなくなった地域の放棄茶園を原料にしているため、管理茶園のような整った葉ではないですが、昔ながらの手作業で圧しています。

一般的に流通している太平猴魁と比べると、同じお茶なのか?という印象を持つのも無理はありませんが、ナチュラルな蘭花香とのど越しのよさ、飲んだ後に続く余韻は、外観の見栄えと相反するものがあります。
気品ある蘭花香を堪能したい方におすすめのお茶です。


※芯芽を中心に使う中国緑茶は味わい自体は淡く余韻を楽しむものが多いので、その特性を引き出すためにカルキ臭のしない水、適度な硬度(飲む方のお好みや硬度以外のミネラルバランスにもよりますがおおむね硬度50〜80程度)の水をお勧めします。



製法:緑茶

生産地:中国 安徽省
    黄山市 東坑村

製茶年度:2025年3月28日

品種:柿大茶
  
  

※ 茶葉の画像は、撮影条件により実際と多少色味が異なる場合がございます。



25g (WEB限定 お得用)10g (標準)2.5g (お試し)
型番 7418-25
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販売価格
1,200円(税込1,296円)
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内容量
25g (WEB限定 お得用)10g (標準)2.5g (お試し)