明前 万春銀葉


四川省の蒙山(蒙頂山)は前漢末期に禅師呉理真によって茶の木が植えられ、栽培茶の発祥の地として知られています。
四川省は温暖な気候を活かして標高の低い土地では2月にはすでに茶摘みが始まる早場の産地ですが、蒙頂山の1000m以上を超す高海抜地域では、春先の気温も低く、萌芽は低海抜の地域に比べてかなり遅くなります。

万春銀葉は一芯1〜2葉で摘採される緑茶で、宋代から始まり朝廷献上茶でもあった歴史銘茶ですが、一旦途絶えたものの1959年に再び生産が開始されました。
こちらのロットは蒙頂山の標高1000〜1200mの山中で自然実生の野生の茶樹の新芽を集めて作りました。
一芯のみのお茶ほど摘採が厳密ではなく最高級茶の部類には入りませんが、山中の点在している茶樹を周って摘むだけでも非常に根気と労力のいる仕事です。
天候と新芽の出具合、茶摘みの人手のタイミングが合った時だけ製茶するとのことで、心樹庵でも今季初めてご紹介するお茶となります。

自然のミネラルだけで育ったナチュラルな味わいで、飲んだ後の深い余韻に圧倒される逸品です。

※芯芽を中心に使う中国緑茶は味わい自体は淡く余韻を楽しむものが多いので、その特性を引き出すためにカルキ臭のしない水、適度な硬度(飲む方のお好みや硬度以外のミネラルバランスにもよりますがおおむね硬度50〜80程度)の水をお勧めします。



製法:緑茶

生産地:中国 四川省 雅安市
       雨城区 蒙頂山

製茶年度:2025年3月29日・30日(摘採日)

茶種:自然実生の群体種

※ 茶葉の画像は、撮影条件により実際と多少色味が異なる場合がございます。



25g (WEB限定 お徳用)10g (標準)2.5g (お試し)
型番 7204-25
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1,050円(税込1,134円)
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