諸子沢 白茶【黄金みどり】


 生産者の佐藤さんは、煎茶のみならず意欲的に様々な種類のお茶をとても楽しみながら作っています。
静岡市内のお茶屋さんから、白茶作りの資料(中文を翻訳したもの)を預かり作り始めたのはもう10年近く前のこと。
 白茶は、揉まずに作るため、お茶を入れた時に摘んだ茶葉がそのままの状態で戻ります。当初はまだ機械摘みの出来ない幼木園の『黄金みどり』を原料と決め、見た目にも美しく個性的な白茶作りがはじまりました。
これまで摘採時期や乾燥方法など試行錯誤を繰り返しながら、近年では1番茶の原料よりも2番茶あたりの原料を1芯1葉で摘採した茶葉のほうが、気候条件を含めて良い香りが出るそうです。

 わずか100gのこの白茶を作るのに、家族総出(4名)で約500gの生葉を摘むのに半日かかります。

 白茶は製茶したお茶は初年度よりも年を経るごとに後熟し、一層香気が増すため、保管・熟成も研究しています。
熟成前は青味のある草木に近い香味ですが、熟成していくに従って花香や果実香・蜂蜜香など香りが芳醇になっていくのも白茶の醍醐味です。

2023年は初夏の好天候に恵まれ、何年ぶりかにたくさんのロットができました。
どれも高い香気を持ち、スタートダッシュのよいものばかりですが、中でも6月14日摘みは生産者さんと一緒にテイスティングした選りすぐりのロットになります。


茶種:黄金みどり(登録品種ではなくこちらの名称は商標登録になります)
来歴: 自然実生の白葉部分の枝替わりを挿し穂栽培して固定化した。 
茶種特徴:新芽が黄色く、アミノ酸含有量が極めて高い。他の白葉系とは違い気温が上がっても新芽が緑化しにくい。
     親葉になると緑化します。又、新芽に遮光すると緑化するそうです。

生産者:佐藤 浩光
生産地:静岡県 静岡市 葵区 諸子沢
標高:500〜550m
土壌:翠泥片岩礫+腐植土
栽培:畝仕立て(樹齢 約10〜30年)
農法:栽培期間農薬不使用有機肥料栽培
摘採:手摘み(1芯1葉) 年間摘採回数1〜2回
製法:自然乾燥(2〜3日)+仕上げ乾燥

摘採日:2023年6月24日    
    
            
※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。
10g (標準)3g (お試し)
型番 5103-23
在庫状況 残り7袋です
販売価格
1,500円(税込1,620円)
購入数
摘採日
10g (標準)3g (お試し)