月ヶ瀬 萎凋香煎茶 【実生在来】

通常の煎茶の製法と異なり萎凋香を持つ煎茶です。
前日夕方に収穫した生葉を翌日の昼間に8時間ほど萎凋(加熱前に静置し、生葉の酵素を利用し酸化をさせ、様々な香りを生成させる。萎凋ムラが出ないように数10分おきに上下を入れ替える)させてから、通常の蒸し煎茶を作る工程に入ります。
天候と新芽の成長具合のタイミングが合わないと作れないので、毎年の生産量はとても少ないお茶です。
こちらの茶園は、岩田さんが取り組む自然農法(農薬・肥料を与えず、枯れ葉や笹を粉砕したチップなど地元の植物を茶畑に入れるのみで栽培)で管理されています。当然、茶樹の成長は非常に緩慢なのですが、ある意味これが本来の自然の成長スピードだと感じます。

萎凋は、森林の風通しのよい木陰に地面から30cmほど上げて茶葉を薄く均一に敷いて静置し、一定時間ごとに上下を返す、手間のかかる作業です。
施肥からくる窒素分がほぼないため、ムレ香のないスッキリとした萎凋香になり、この農法との相性がとてもよいです。

旨味のお茶が苦手な方、淡くても何煎でも入れたい方、本物の自然栽培のお茶を飲んでみたい方などにおすすめです。

在来で樹齢も古いので、一般的な品種茶よりもさらに透明感のある香味です。心地よい余韻に意識して飲んでみて下さい。
今年度は特に天然の茶葉が醸し出す蘭花香が秀逸のロットです。

茶種:実生在来(種から発芽して栽培された茶樹です)
来歴:不明
品種特徴:実生在来は、品種茶とは違い、それぞれに個性のある1本1本から作られるいわば天然のブレンドです。

生産者:岩田 文明
生産地: 奈良県 奈良市 月ヶ瀬 宮山
標高:250〜300m
土壌:花崗岩系礫質
栽培:畝仕立て(樹齢 およそ60〜80年)
農法:自然循環農法(無農薬・草や枝などの植物系堆肥)
摘採:可搬式摘採期 年間1〜2回
製法:萎凋+煎茶[蒸し度:普通]
製茶ライン:120kgライン
製茶期間:2023年5月12日

※ 未記入の箇所は、分かり次第更新していく予定です。

100g
(お徳用 WEB限定)
40g
(標準)
5g
(お試し用)
型番 0010-23
在庫状況 在庫 3 袋 売切れ間近
販売価格
1,200円(税込1,296円)
購入数
内容量
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(お徳用 WEB限定)
40g
(標準)
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(お試し用)